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茶育プロジェクト

茶育プロジェクト

茶育プロジェクト日本茶文化の理解を深めるために

芦屋の小学生が日本文化への理解と関心を深めることを目標に掲げ、活動しています。日本伝統文化である茶文化について対話型かつ実験型、実践型の授業で生徒の興味関心・学習意欲を高める授業を行っています。

企画背景

グローバル化が急速に進む現代では、文化交流の中で母国の文化紹介をすることが多く求められるようになりました。そのため、日本文化への理解を深めることが喫緊の課題となっています。私立小学校では外部から講師を呼び、文化理解を深める機会が提供されることがある反面、公立の学校ではそのような機会は非常に少ないです。そのため、総合芸術である日本伝統文化の茶道及び日本茶文化を中心に、公立小学校で日本伝統文化教育を充実させるための一環としてこのプロジェクトを企画しました。

茶育プロジェクトとは?

岩園小学校・朝日ヶ丘小学校・山手小学校の3校で茶に関する基礎知識や興味を持ってもらうための授業を実施しています。さらに、礼儀作法やその文化について学べる機会も提供しています。日本文化教育では、日本文化が過去のものと捉えられ、自身とのつながりが見いだせず、学生が日本文化に興味を持ちにくい現状があります。そこで、急須で淹れる日本茶文化など、生徒とのつながりやその重要性、ペットボトル茶と急須茶の違いなどを、対話型かつ実験型の授業で伝え、生徒の興味関心と学習意欲を高めることを心がけています。第2回目の講座では農林水産省からいただいた急須を活用し、芦屋市内の茶業者の協力のもと、プロから煎茶道をはじめとする日本茶文化について学べる授業を実施します。

今後の展望

今後は茶文化だけでなく花道等の他の日本文化に加え、日本の風習や年中行事への理解を深めるような学習プログラムの構築を目指しています。これらを市内の3校の小学校だけでなく、今後広く普及することで、近年衰退する様々な日本文化の持続化にも寄与できると考えています。